【WB2013】女子シングルス決勝

どちらが勝ってもGS初優勝となった今年のWB女子シングルス決勝。栄光の優勝プレートを手にしたのはバルトリでした。

マリオン・バルトリ(FRA)[15] def. ザビーネ・リシキ(GER)[23] 6-4/6-1


やはり、初めてGS決勝の舞台に立つ、それもWBとなると、カタくなってしまうのは仕方ないんですね。バルトリは2007年に一度、このWB決勝の舞台に立っていますが、それだけでなく、これまで今大会含めGS47大会を戦っているということも、決勝でも立ち上がりから自分のプレーに集中することができた要因だったのではないかと思います。

ここまで並みいる強敵をなぎ倒してきたリシキでしたが、この決勝では、ミスが出ても、DFが出ても、そしてビハインドになっても、自分を見失うことなくプレーをする、ということができませんでした。第2セット終盤では、涙をこらえてプレーするのがやっとで、見ているほうも辛くなってしまうほどでした。

それでも、第7ゲーム、5-2でバルトリのSFCで土壇場ブレイク成功。少しずつ緊張がほぐれて、第8ゲームをキープ。さぁ、あともうひとつ! というところまで挽回しました。

しかし、最初のSFCはさすがのバルトリも緊張から動きがカタくなりましたが、今日のバルトリは(も)、2回も相手にブレイクを許す選手ではありませんでした。そして、最後はワイドへのサービスエースで試合を決め、GS47大会めにして、もっとも獲りたかったWBのタイトルを手にすることになりました。

リシキは表彰式でも涙を隠しませんでしたが、それでも笑顔でした。GSのほかの大会ではなかなか第2週めに残ることができないリシキですが、ここWBではこれまでQF2回、SF1回、そして今回ついにファイナリスト。彼女のビッグサーブ、ビッグショット、そして守備における動きも芝と非常に相性がいいですから、この敗戦を糧に、来年以降もトライして、優勝プレートを手にしてほしいと思います。

波乱の今大会をもっとも盛り上げてくれたリシキ、お疲れさま。そして、ここまでよく頑張った!

そしてバルトリ。決勝も、それまでの勝ち上がりも、素晴らしい集中力とプレーが光りました。表彰式のインタビューで「何年もサーブに取り組んできて、最高の瞬間にその成果が出た」とコメントしていたように、今大会はサーブの調子も非常によかったと思います。

バルトリはこれでフランス人女子選手として3人目のWBチャンピオンとなりました(オープン化以降では2006年のアメリー・モレスモ以来2人目、オープン化前を含めると、フランス人女子選手でWBを制したのはこれまでスザンヌ・ランランとモレスモのみ)。そして、この優勝で週明けのランキングは昨季1月にマークしたキャリアハイと並ぶ7位に浮上。

今年の10月で29歳になるバルトリですが、最近はベテランになって活躍する、あるいは、ベテランになっても活躍するケースが多いですから、これからも頑張ってほしいと思います。

バルトリ、GS初優勝、おめでとう!


2 thoughts on “【WB2013】女子シングルス決勝

  1. tempura on

    大波乱の大会が終了しました。なんだかどこへも持って行き場のないもやもやが晴れません。

    バルトリが、シャラポワに勝ち(4回戦)、エラーニを倒し(QF)、最後アザレンカかクビトバに勝って上がってきたのだったらよかった。
    あるいは、勝ち上がりはラッキードローだったけど、最後はセリーナを破って優勝した、というのならそれでもいいです。

    でも、バルトリが勝った相手って誰ですか?全部、自分より格下の相手です。上の誰とも対戦していない。
    バルトリよりランク上位者が一人もいないなんて、そんなことがあるなんて・・・。

    一方、リシキはストーサーを破り、セリーナを破り、ラドバンスカに打ち勝って決勝にたどり着いた。
    そのリシキが優勝しなくてバルトリだなんて・・こんなにやるせない気持ちにはなったのは初めてです。

    決して彼女を貶めるつもりはないし、ドローがそうなったのも彼女のせいではないし、何も悪くはないのですが、
    でも、納得がいきません。「それがテニス」では片づけられない。

    私にとってはもの悲しいWBになりました。

  2. yama on

    第二セットのリシツキには私も涙してました。
    最後のほんの少しだけ彼女らしいテニスができて笑顔もみれたので次に期待ですね!

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