【USOP2009】男子シングルス決勝

うわー、ついにデルポがやったー! しかもフルセットで勝ち切った! という興奮、表彰式でスペイン語のスピーチをしたときに感極まったデルポにもらい泣き、そして、フェデラーがとうとうナダル以外の選手にGS決勝戦で敗れ、フェデラー時代はもう少し続くだろうとは思いつつも確実に時は流れているなというしんみりとした気持ち、お祭りが終わったあとの寂しさ、いろんな思いが絡み合って、いま、ちょっとじーんとしています。


フアン・マルティン・デル・ポトロ(ARG)[6] vs ロジャー・フェデラー(SUI)[1] 3-6/7-6(5)/4-6/7-6(4)/6-2

全仏OPのSFでもう少しのところまでフェデラーを追い詰めながら、フィジカルの限界がきて、引き出しの多い王者の前に敗れたデルポ。モントリオールで初めてマスターズ1000の決勝へ進出するも、ここでもマレーの前に力尽きた。GSタイトルを掴む実力はすでにある、トップ選手からの勝利や接戦を経験して、メンタルも強くなった。あとは2週間5セットマッチを戦い切ることができるかどうか。そして、デルポは翌週のシンシナティを、疲労を理由に欠場。デルポとデルポ陣営はUSOPでのGS初タイトルを虎視眈々と狙っていました。
勝てる。
そういう自信をしっかり持って、デルポは初めてのGS決勝の舞台に立ったと思います。しかし、相手はフェデラー、しかも初舞台となると、緊張しないわけがありません。立ち上がり、体に変な力が入るのか、ボールにうまく力が伝わらなかったり、スピンをかけそこなったりと、デルポらしいショットが出てこない。力んで1stサービスもなかなか入らない。第1セット第2ゲームでいきなりフェデラーにブレイクを許し、フェデラーに最初のセットを取られてしまう。さらには第2セットもいきなり最初のゲームをブレイクされる。
あー、デルポも結局、このまま力を出し切れずに終わってしまうのか…今日のフェデラーはつけ入る隙があちこちにあるのに……、そう思って、試合の行く末を見守っていました。
そう、この日のフェデラーは、サーブもストロークも、まるで振り出し(GS大会初日とか)に戻ったかのような調子の悪さでした。SFジョコビッチ戦でも、4回戦(対ロブレド)やQF(対ソーダリン)での絶好調から一転していましたから、少し不安はありました。ただ、ジョコビッチとの試合ではサーブが尻上がりによくなっていたこと、そして、試合中盤から終盤にかけてスーパーショットが飛び出していたこともあり、ジョコビッチをストレートで片づけることができましたし、さすがに決勝ではジョコビッチ戦よりも調子を上げてくるだろう、そう思っていました。
しかし、第2セットに入ってもなかなかフェデラーの調子が上がらない。それでも、デルポが繰り出す攻めのショットの勢いをうまく殺すなど、悪いなかでいかに勝つかという王者らしさを発揮して、第2セット第10ゲーム、サービング・フォー・ザ・セット(SFTS)を迎えました。
1セットダウン、第2セットも1ブレイクダウンで、第10ゲームを決められたら非常に不利な状況に立たされることになるデルポでしたが、第4ゲームで初めてフェデラーからブレイクチャンスを握ってからは(結局、ここはチャンスをモノにできませんでしたが)、よくついていった。そして、徐々に生きたショットが入りはじめました。
うーん、何ていうんでしょうか。調子が悪いながらも、デルポも本来のプレーをなかなか出せなかったことが、ある意味、フェデラーの心にも隙を作ってしまったんでしょうか。この試合、ネットにもよく出ていたフェデラーですが、ほとんどのアプローチショットが甘く入っていたんですよね。ただ、デルポはふだんのようにうまくパスを抜けなかった。しかし、第2セット、フェデラーのSFTSの大事な局面で、デルポのランニングパスが2本連続決まるんですよね(2つめのパスは、難しいボールでしたが)。
土壇場でデルポがブレイクバック。
デルポが完全に自分のプレーを取り戻した瞬間でした。
ここから試合は「フェデラーが3-0で決着」モードから一転しました。ストロークでフェデラーを押すようになったデルポが第2セットのタイブレイクを取り、さらに第3セット第7ゲームを先にブレイク。
しかし、少しカタくなってしまったか。第8ゲーム、フェデラーのアプローチショットは甘かったのですが、バックハンドクロスのパッシングショットをアウトにさせてしまい、フェデラーに即ブレイクバックを許してしまう。さらには第10ゲーム、フェデラーのフォアのスライスがコードボール(ぽとりと落ちた)となって0-30、フェデラーに流れが来たか? サーブで押して30-30に戻したデルポですが、なんと、ここで2本連続ダブルフォルト……。2007年のジョコビッチを思い出してしまいました。
第3セットを落とし、ベンチに戻って頭を抱えるデルポ。
おそらく、全仏OP前までのデルポならば、ここから逆転するのは難しかったかもしれません。しかし、この1年で多くの経験を積んだデルポは、そこで崩れるような選手ではありませんでした。第4セット、このセットでも先にブレイク(第5ゲーム)しながら追いつかれましたが(第8ゲーム)、タイブレイクを制し、第5セットは一気に駆け抜けました。
フェデラーはマレーのようなカウンターパンチャーにも脆さを見せる傾向にありますが、2008年全豪OPのSFでジョコビッチに圧倒されたように、強打で押してくる選手にも脆さを見せる傾向にあると思います。ここ最近は、フィジカルの状態のよさや、精神的な余裕があり、フットワークや読みのよさが蘇り、切り返しのフォアがよく決まっていたフェデラーですが、それでも、例えば、シンシナティ決勝(対ジョコビッチ)の第2セットや、今大会QF(対ソーダリン)の第3、4セットしかり、危うさは残っていたと思います。
そういう意味でも、最後までストロークの調子を上げられなかった、ミスを修正できなかったのは、デルポによるところも大きかったでしょう。しかも、終盤のデルポは、フェデラーに切り返されてもしぶとくディフェンスし、形勢逆転するシーンが増えていました。
また、この日のフェデラーはとにかく1stサービスが入らなかったどころか、重要なところでエースが取れず、しかも試合が進むごとにダブルフォルトが増えてしまいました。
第5セット第8ゲーム、ここを取られたら試合が終わってしまう局面で、ストロークミスを連発し、15-40とデルポに2つのチャンピオンシップ・ポイントを許したフェデラー。それを凌いでデュースに持ち込みますが、2回目のデュースから痛恨のダブルフォルト。最後のポイントはストローク戦になりましたが、はじめ、主導権を握っていたのはフェデラーでしたが、守りを固めて形勢逆転したデルポのショットに、最後はフェデラーがフォアをアウトにさせて試合が終了しました。
ついに、ナダル以外の選手が、GS決勝でフェデラーに勝った瞬間でした。
第3セットまでは、何度も気持ちが落ちてしまう場面はあったと思います。しかし、GSタイトルを取るために、デルポは最後まで迷いなくフェデラーを攻め続けました。見事な勝利でした。フェデラーを下してのGS初制覇、本当に、本当に、おめでとう!!
そして、フェデラー。満足のいく出来ではなかったと思います。それでも簡単には負けない、5セットまで行くわけですから、やはり、5セットマッチでフェデラーに勝つ難しさを改めて感じます。病気などの影響もあり、スランプと言われた昨季でさえ、全豪を除くすべてのGSで決勝進出、しかもUSOP優勝(だいたい全豪だってSF)。全盛期を過ぎたとはいえ、今年もすべてのGSで決勝に進出し、しかも、全仏(生涯GS達成)、WB(サンプラスの記録超え)と2勝を挙げています。まだ28歳ですから、来年もきっとやってくれることでしょう。
ちなみに、デルポはこれでUSOPを制したもっとも若い選手の5番目に入ることになったらしいのですが、これはオープン化以降で、ということかな。とすると、
1990年 ピート・サンプラス (19歳28日)
2001年 レイトン・ヒューイット
1979年 ジョン・マッケンロー
2000年 マラト・サフィン
2009年 フアン・マルティン・デル・ポトロ
という順番になるのかな(違っていたらすいません)?
みーんなこのUSOPタイトルがGS初優勝で世界ランキング1位経験者なんですよね。時代は10年タームでやってくるといわれるテニス界。2009年の今年、デルポがこのUSOPでGS初制覇をしたということで、新しい時代がまもなくやってくることを匂わせます。
また、サンプラス、ヒューイット、デルポに関しては、マスターズ1000レベルの大会を制する前にGS初制覇をしています。男子シングルス勝ち上がり予想のコメント欄で、マスターズ1000レベルの大会で優勝する前にGS初制覇を成し遂げた選手をざくっと洗い出して記載していますので、参考にしていただければと思うのですが、そういった選手たちはみんな世界ランキング1位経験者。
彼らのなかで長期政権を築いたのはサンプラスのみで、このなかに名前が挙がってこないフェデラーは、そのサンプラスを凌ぐ勢いの絶対王制を敷いてきましたから、デルポ時代が来るかどうかというのはまた別の話になりますが、こういった過去の例からすると、デルポが近い将来、世界ランキング1位に立つ可能性が高いといえるでしょうか。
2000年サフィン、2001年ヒューイット、そして2003年ロディックと、ここUSOPで当時の新しい世代が覇権争いを演じました。そして2004年からはフェデラーの独壇場で、一時代が築かれました。サフィン、ヒューイットはいずれもサンプラスを下して優勝し、そのサンプラスは2002年に優勝しています(そして、それを最後に引退。ちなみにサンプラスは、1990、1993、1995、1995、2002年と、現時点のフェデラーとタイ記録になるUSPO5度の優勝)。来季以降、こういった歴史が再び繰り返されるのか。シーズンはまだまだ続きますが、WTAツアー同様、今後も目が離せない展開になりそうです。
ということで、終盤雨に悩まされたUSOPも大会15日目に無事、幕が下りました。
日本ではこのあと、東レPPO、楽天ジャパンOP、hpオープンとテニス・ウィークが待ち受けていますし、ATPもWTAもツアー最終戦をめぐっての戦いが続きますので、ブログ更新は続けていきますが、ひとまず、皆さま、USOP観戦お疲れさまでした&お付き合いいただきありがとうございました。


34 thoughts on “【USOP2009】男子シングルス決勝

  1. かんた on

    デルポ、優勝驚きましたー。 仕事でところどころしか見れませんでしたが、果敢に攻めてましたねー。とてもほんの7か月前(全豪ですね)に、ボコボコにやられたのと同じ人物とは思えなかったです・・。初の決勝とは言え、この1年で大きな舞台を何度となく経験した成果がでてましたねー。 逆にフェデラーは、今大会中もっとも調子悪そうでしたね・・。こんなフェデラー、久々に見ました。 サーブの調子が悪過ぎましたね。それにしても、デルポのフォアは強烈でしたー。 最近すごく思いますが、これからの時代勝ち続けるには、強打&エース取れるだけのサービス力が必要不可欠ですね・・。 その点大男のデルポは有利ですねー。 精神的にも安定してますもんね。 フェデラーに勝つにはツキが必要って言いましたが、この大一番で絶好調とは言えないフェデラー。デルポは見事にこのチャンスをモノにしたなって思いました。 フェデラー以外でもっともグランドスラム優勝に近い男と誰もが思ってた、マレーより先に、まさかのデルポ優勝するなんて、予想外でしたー。 この敗北で、マレーのプレースタイルも変わってくるんでしょうかね? 今まで守備重視だった選手が、攻撃型に変えるのって容易な事ではない気がしますが・・。 その点、ジョコは本来攻撃的なプレーが功をなして強くなってきたのに、なぜプレースタイルを変えようとしてるのか、疑問です・・。 あっ、マーチンに関するお答ありがとうございました(*^_^*) たしかにマーチン、物覚え悪そうですね(笑) 私的には、2008年のころのジョコのプレーが一番好きなんで、あのころに戻ってくれると嬉しいんですが・・。今のジョコは、何を目指して向上計画推進中なのかいまいちわかりずらいんで・・。是非、マーチン様ジョコを正しい道に導いてくださいっ!!って祈るばかりです(笑)  女子の、キム優勝素敵でしたー。引退する前はすごく強いのにここ一番って時に力を発揮できないイメージでしたが、母は強しですね(^-^)  キム優勝ついでに、エナンも復帰してくれないかなー。 エナンの片手打ちバック、大好きだったんで、また見たいです。  女子も男子も戦国時代突入って感じで、ますます目が離せませんねー。 ジョコの次戦は北京のようなんで、この3週間でどう変わるのか楽しみです(^^♪  タケゾウさん、お疲れ様でした。また、記事楽しみにしています

  2. suzuki on

    タケゾウさん
    デルポ、すごいことをやりましたね!。
    フェデラーファンの私も、素直に、心からデルポの優勝を祝福しています。
    デルポトロの勝利によって、6年間世界を覆っていたフェデラーの魔法がようやくとけて、深い眠りについていたATPに新しい夜明けが訪れた、そんな印象です(BGMはストラヴィンスキー「火の鳥」の終曲がぴったり!)。
    3-0でフェデラーが勝つか、接戦でデルポが勝つか、そのいずれかだろうと予想していました。
    逆に言うと、3-0で圧倒しない限りフェデラーに勝機はないだろう、と思っていました。
    タケゾウさんのおっしゃるとおり、フェデラーはSF、Fと調子が下降していましたね。
    特にサーブ。ファーストが入らないこともそうですが、決勝の舞台でこんなにダブルフォルトを重ねるフェデラーなんて記憶にありません。特に第4セットタイブレークの「いきなりダブルフォルト」はショックでした。
    GS終盤にピークを持って来れなかったこと自体が、フェデラーのある種の衰えを物語っていると思います。
    しかしそれだけではなく、今大会を通じてフェデラーが何となく色あせて見えませんでしたか?
    強烈なオーラが感じられず、ただ純粋にテニスに興じている、なにか天人のような、希薄で手ごたえのない印象を私は持ちました。
    対ジョコの股抜きパスなど、スーパーショットを鮮やかに決めて叫ぶ姿も、燃えあがる闘志の誇示というよりは単に喜んではしゃいでいるみたいで、好ましかったけれど、迫力がなかった。
    おそらくこれは見る側の、私自身の感情が色濃く反映された、個人的な心象に過ぎないのでしょう。
    生涯GS、GS歴代最多勝、1位奪還、そして双子の愛児。すべてを手にした今のフェデラーに対して、観客である私がもう勝利を強く要求しなくなったのかもしれません。
    もちろんフェデラーはまだ世界で一番テニスが強い人間だと思います。
    これだけ調子が悪くても、いつの間にか相手を崖っぷちまで追い詰めてしまう、その勝負強さには改めて脱帽しました。
    今後もGSで優勝する可能性は高いし、ロンドンオリンピックの金は本気で狙ってくるでしょう。
    でも、やはりフェデラーの時代ははっきり終わろうとしている。
    そのことを強く印象づけられた大会でした。
    タケゾウさん、私もしんみりとして、寂しい気持ちです。
    と同時に清清しくさわやかです。
    夜通し続いた祭りの熱狂が過ぎ去り、涼しい夜明けを迎えた気分です。

  3. みどり on

    サーブがはいらなかったなああああああああああ~
    とつぶやくのは今年2度目です。ソーダリンのときは28本もエース放ったのにたしかにジョコ戦でもあんまりサーブはよくなかったんですよね。2ndサーブを無理してたので、DFの嵐になってしまいました。しっかり守れないとしっかり攻めれないですよね。全体的にストロークもボレーもアプローチも甘かったと思います。ああ残念でした。…でも、まあいいかです。
    デルポおめでとう。今年のGSはフェデラーを通してデルポの成長をみた一年だったと思います。全豪でボコボコにされて本当に悔しかったと思います。全仏では健闘するもわずかに及ばず。しかし今回は強かった。速くて重い球にフェデラーのラリー精度が狂ってゆきます。精神的にもプレーにもアップダウンがあったと思いますが、応援にも助けられたか、がんばりぬきましたね。初決勝初戴冠というのもマスターズ1000を飛び越えて優勝というのものっぽのデルポにふさわしいような気がします。表に出るリアクションは激しくないけれど、泣き虫なところを見ると、内面に強いものがあるんだろうなあと思います。表彰式で並んで立つとフェデラーが華奢にみえます。でかすぎるぞデルポ。でかいのに泣いてる姿と草食動物のようなしゃべり方が憎めないですね(デルポの顔とヤギの瞳がかぶってしょうがない)。賞金でお誕生日のおいしいチーズケーキを買ってください。
     フェデラーは準優勝でもこれ以上ない夏だったとおもいます。サーブ戻して、対策もすれば、そのうちまたひょっこり勝てると思うし、少し休んでまたがんばってほしいと思います。ヒューイット戦、ソーダリン戦、ジョコ戦、色々楽しませてもらいました。最終戦でリベンジできるようまたがんばってほしいと思います。
    タケゾウさん大変ありがとうございました。お疲れ様でした。お忙しいと思いますが、まだ年末に向けて中堅さんたちのレースも激しくなっていくでしょうし、楽しみにしておりますのでこれからもよろしくおねがいいたします。

  4. takezoh on

    かんたさんも2週間お疲れさまでした。
    デルポ、やりましたねぇ。いやぁ、最初はどうなることかと思いましたが、フェデラーの調子は上がらないままだし、第2セットのタイブレイクを取ったところで、これはいけるかも、と思いました。確かにフェデラーは今大会もっとも調子が悪かったかもしれません。それでも簡単に負けないところはさすがだと思いましたし、デルポはきっちり勝ち切ったのが本当に素晴らしかったです。デルポ、最初のほうはサーブもいまいちでしたし、力んでいるがゆえにフェデラーにかなりコースを読まれていたと思うのですが、それも試合が進むごとに修正してきましたよね。
    マレーはカウンターパンチャーのプレースタイルを変えることはないと思いますが、(これはいろんな専門家も言っていますが)攻撃をもう少し増やす必要はあると思います。もともとネットプレーはうまいですし、バックハンドのキレ味も素晴らしいものがありますから、そういった攻撃できる要素を試合のなかで使う見極めみたいなのが必要なんではないでしょうか。あと、1stサービスもずいぶん威力がアップしました(数年前までは威力もフォームもダビデンコレベルだったのに…)が、2ndサービスがまだまだ甘いところも改善ポイントだと思います。
    ジョコビッチはニュース記事などを読むと、サーブとボレーを特に向上させたいみたいです。私も全豪OPのときのようなベースラインから攻撃的なショットを繰り出すジョコビッチのスタイルはとても魅力的だと思いますが、ただ、強いショットを速いテンポで展開してポイントを取りにいくだけでは、その日の(フィジカル、環境面すべて含めて)コンディションしだいなところがあると思うんです。たぶん、いまでもやろうと思えば、ベースラインで超攻撃的なプレーを続けられるとは思うのですが(昨年のツアー最終戦決勝なんかはまさにそんな感じでしたね)、それを5セット7試合続けるのはフィジカル面での負担も大きいですし、必ず息切れすると思います。全豪を取ったときは、イケイケドンドンの時期で勢いもあったので、それで2週間を戦い切ったところがあると思いますが、強打のラリーだけではジョコビッチに負けていない選手はたくさんいます(出てくる)し、サーブを含め、もっと確実に、容易にポイントを取れる展開が必要になるんではないでしょうか。ジョコビッチの場合、アプローチショットがとてもいいので、そこにボレーが強化されれば、というのがあるんでしょうね。やはり、引き出しを多くすることは今後もトップ選手であり続けるには必要不可欠なんじゃないかと思いますので、向上計画推進中はいいことだと個人的には思います。
    クライシュテルスは、引退、結婚、出産を経て、テニス、試合を純粋に楽しめる精神的安定感が出てきたように思いました。エナンの復帰あるかは個人的にはかなり疑問ではありますが、彼女のプレーはとても好きなので、また見られるなら見たいです(ちなみに、私はエナンの片手バックハンドも好きですが、実のところエナンのフォアのほうが好きだったりします)。
    ジョコビッチ、来年はジャパンOPに来てくれないかなー。

  5. rieechan on

    あぁフェデラー6連覇ならず!ですね。こんなにミスがあったら、そりゃ勝てませんって・・・ウィナーより多いエラーって・・・
    デルポ頑張りましたね~途中勝ちビビりか?打つべき時に打てない、というのが見られましたが、最後まで体力・気力が続きましたね。おめでとう!この一年の活躍は素晴らしいもので、トップに駆け上がってくる人はこんな風に突然ランキングを上げてくるのですよね。
    タケゾウさんお疲れ様でした。
    あとはマスターズカップとジャパンオープンですね!今年も私は水・木の連続観戦いたします。CS席取れなかったんです・・・もちろんミスター・モーが来日されれば写真は撮ります!当然です!今年もガスケのサインをもらえるように頑張ります(頑張りよりは運ですね)

  6. takezoh on

    suzukiさん、こんばんは。
    やりましたねぇ、デルポ。火の鳥終曲、ぴったり(笑)。
    私は試合前、最初のセットをデルポが取らないと、フェデラーペースで試合が進んでしまいそうかなと思っていたのですが、フタを開けると、フェデラー、調子が悪すぎ(ほんと、あれほどダブルフォルトを決勝で量産するフェデラーは私もはじめて見ました)。第2セットのタイブレイクをデルポが取った時点で、これは最終セットまで行きそうだな(予約録画を10時までにしておいてよかったと思いました…笑)、デルポ、行けるかもよ、と思いました。
    今大会、フェデラーのピークは4回戦とQFだったのかもしれませんね。シンシナティのSF、決勝と調子がかなり上がっていたのも影響したでしょうか。今後、GSを確実に狙うならば、マスターズ1000は本当に軽い調整程度でのぞんだほうがいいのかもしれませんし、そういう意味ではある種の衰えを物語っているといえるのかもしれません。まぁ、まだ本当の衰えには至っていないと思いますが。
    私には色褪せては見えませんでしたが、オーラというものはなくなりつつあるのかもしれません。ただ、私の場合は、純粋にテニスに興じることでオーラがなくなっているという類ではありませんが、大きな舞台の決勝で王者フェデラーのオーラを強烈に発していたのは2007年のツアー最終戦が最後だったように感じます。それは、それだけフェデラーの独断場だったということの裏返しで、苦しみながら戦った2008年を経て、ついに生涯GSを達成し、WBでGS最多記録を樹立したこと、そして父になったことが、フェデラーの最終章のはじまりであることには違いないと思います。フェデラーは子供が、父親がテニスプレイヤーだと認識できるまでプレーし続けたいと言っていましたから、最終章とはいえ、まだまだキャリアは続くと思います。ロンドン五輪は3年後、フェデラー31歳。サンプラスが完全に衰えたなかで31歳にして最後にUSOPのタイトルを取っていますがから、フェデラーならロンドン五輪の金は実現可能だと思います(もちろん、それまでにGSタイトル数ももう少し増やすんじゃないかと思います)。取ってもらいたいですよね。

  7. takezoh on

    みどりさん、こんばんは。
    >サーブがはいらなかったなああああああああああ~
    つぶやきというよりは心の叫びでしょうか(笑)。本当に入りませんでしたねぇ…というか、ダブルフォルトが多すぎました。見ている側が思った以上にQFソーダリン戦は苦戦で、集中力を使い切ったのか、それとも、雨による間隔あきが、再びフェデラーの調子を下降させたのかは定かではありませんが…それにしても、決勝にほぼ毎GS進出していますが、だんだんフルセットマッチが増えてきましたね。調子にも左右されますが、やはり力の差は縮まっているということでしょうか。それでもまだフェデラーには簡単に勝てないという部分はすごいと思うわけですが。
    まさにデルポにとってはフェデラーにはじまり、フェデラーに終わったGSでしたね。全豪OPの公開処刑がうそのような成長ぶり。フェデラーさん、思いっきりデルポに貢献しました(ナダルも貢献しているので、やっぱりこの二人は別格というのが際立ちます)。フェデラーはけっこう、第2セット先にリードしたのに、珍しくジャッジにイラついていましたよね。このあたりもこの日の調子の悪さがうかがえます。フェデラーももしかすると、その時点でフルセットもあるかもしれないという覚悟をしていたのかもしれません。
    デルポは確かに草食動物っぽいですよね。私はいつもアルパカだ、アルパカだと心のなかで叫んでいます(ついでにダバディもアルパカ)。
    フェデラーさんはしばらく育児に専念でしょうか。あ、でも、デ杯に出るっていう話ですよね。怪我なく頑張ってほしいです。
    みどりさんもお付き合いいただきまして、ありがとうございます。あっという間に今季もあと3か月弱。デルポがジョコの背中を捉えて、残りシーズンもまだまだ動きがありそうな気配ですし、その前にジャパンOPもあります。みどりさんは今年も観戦されるのでしょうか。フェデラーだけでなくサントロ師匠も初来日ということで盛り上がりそうですよね。私は行けそうにないので、TV観戦記しか書けないと思いますが、もし観戦に行かれるのであれば、オモシロネタをぜひともよろしくお願いします。

  8. takezoh on

    rieechanさん、こんばんは。rieechanさんもお疲れさまでした。
    USOPで5連覇ということ自体がすごいのですが、そんな選手でも6連覇は難しかったでしょうか。GS決勝でここまで調子が上がらないフェデラーを見ることはあんまりないですよね。あんなにダブルフォルトをGS決勝の舞台で量産するフェデラーもはじめて見ました。
    それにしてもデルポ…才能のある若い選手が何かをきっかけにして一気に駆け上がるというのは本当にすごいというか恐ろしいです(笑)。そのうちジョコもマレーも抜いてしまいそうな勢いです。インドアシーズン、どうなるでしょうか。
    ジャパンOPは2日間観戦されるのですね。おフランス選手が勢ぞろい、ガスケもミスター・モーも写真&サインゲット、がんばってください!

  9. みるみる on

    タケゾウさん、ロジャー負けてしまいました、、、。
    朝4時に起きて出勤準備を整え万端にしてテレビの前に陣取ったのですが、初めからサービスの調子が悪かったですね、、、。
    みどりさんも書かれてますが、本当に入らなかったぁぁぁぁぁぁぁ、と叫びたい。あんなにダブルフォルトが多かった試合、ロジャーでは見たことありません。スタッツ見ても、マッチで50%ですか。デルポより上回ったのは4セットの61%だけなんですね。それではやっぱり厳しい、、、。
    1セット取って、2セットも初っぱなからブレークしたので、このまま何とかサービス上がってくれれば、、、と思いながら、泣く泣く出勤。
    なのに、なのに、タイブレで落としたんですね。
    しかも2セットも。あああああ。
    思えば2セット目に膝屈伸とかしてたし、調子が万全とは言えなかったのでしょうか。
    ジャパンオープンには本当に来てくれるのか心配です。
    かなりいい席を手に入れることができたので、そりゃあもう楽しみにしているんですけど、、、。まぁ、他の出場予定者がそろって来てくれたらちょっとは慰められますけど。でも、一度ドタキャンしているから二度ともなるとね、、、。
    はぁ、、、。

  10. maayan on

    タケゾウさん、こんばんは。
    仮眠をとってから明け方にかけての4時間のテレビ観戦は、ショックというよりはしみじみとした思いで幕を閉じました。デルポトロ、おめでとう!あのダブルフォルトから本当によく立ち直りましたよね。フェデラーファンも認めざるを得ない、確実な勝利だったと思います。
    フェデラーは1セット目はともかく2セット目以降、最後まで目覚めてくれませんでした。いつかいつかと思っていたのですが。土壇場に追い込まれたときにでるスーパーショット(サーブ含めて)が最後まで出ず、いつもの恐ろしいほどの集中力がなかったように見えました。表彰式もさばさばした感じでしたね。結婚して双子のパパになって、生涯GS達成して、ウィンブルドン奪回して、モチベーションを持ち続けられるのかとよくインタビューでも聞かれています。確かに、今回あっさり優勝してたら、かえって来年は??という心配もでてきたかもしれません。今回の負けは、ファンとしては残念ですが、、16回目GSと「パパでグランドスラム」という新記録は次の楽しみですね。他の選手からみたら、うらやましい限りの今年の結果。神様も「まだまだ終わらせない。がんばれ」と言っているのではないでしょうか。クライシュテルスの表彰式を見て、自分も子供と一緒に!というモチベーションが沸いたことを期待しています。でもやっぱり、ふつふつと残念さがわいてきて、今日は仕事になりませんでした。。。
    ところで最後は赤シャツじゃなかったですね。オリンピックのあとからなんとなく、スイス国旗色の赤を勝負服にしているような気がしていたし、赤シャツのときのほうが気合が入っていたように思えたのです。サラリーマン姿をみてふと不安がよぎったのですが的中してしまいました。。
    タケゾウさん、2週間、お疲れ様でした。波乱続きの日々でしたが、タケゾウさんと皆さんのコメントでさらに楽しめました。ありがとうございました。

  11. バラージ on

     夜勤明けで帰ってきてテレビをつけたら、なんとデルポトロのマッチゲームでした。おぉぉぉぉぉぉぉぉ! おいおいおいおい、ほんとに来ちゃったのか、デルポよぉ!と、超冒険予想(またの名を博打予想ともいう)をした本人が1番の超びっくり。フェデラーの調子が最後まで上がらなかったようですが、相手がどうあれ勝利をもぎ取ったのはデルポトロ自身の力。素晴らしい成長を遂げましたね。今思えば、全豪で「こいつはここで叩いておかないと危険だ」と本能的に嗅ぎ取って(?)、フルスロットルでボコボコに叩きのめしたフェデラーは正しかったんですな。何はともあれ、おめでとう、デルポトロ。まさかマレーよりも先にGS優勝してしまうとは思わなかったよ。同世代の中でも1歩抜け出しましたね。
     錦織君と森田さんはデルポトロとウォズニアッキにちょっと、いやかなり差をつけられちゃったかなぁ。まぁ、日本人選手はフィジカル的にも開花するのが欧米人より遅いはずだから(伊達さんや杉山さんも本格化したのは20歳過ぎてからのはず)、焦る必要はないでしょう。長い目で見守りたいと思います。
     今後のデルポトロについて少し不安なのは彼が南米の選手というところ。かつてスマ調でも、ラテン系の選手は1度の成功で満足してしまい、その後が続かなくなってしまうことが多い。歴代王者・女王にはラテン系がおらず、大半がアメリカンとゲルマンだ、と指摘されてました。過去の歴史に当てはめると、彼の位置がサフィンに当てはまりそうなのも少々不吉なところ(サフィン、すまん)。となると来年はヒューイットが登場するのか?(それが錦織君だったら言うことないんですが、今の状態じゃちょっと無理かな) そうするとナダルの位置づけはクエルテンあたりで、ジョコ、マレーを含めた彼らの世代はやはり不遇の狭間世代ということに……などと妄想が広がりますが、あくまで過去は過去。同じことが起きるとは限りません。デルポもジョコもマレーもナダルもがんばってください。
     一方のフェデラーですが、優勝こそ逃したもののGSでずっと決勝まで勝ち上がり続けていることがそもそも特別。何しろ決勝進出を逃した最後が単核症にかかっていた2008年全豪で、その前となるとナダルが初優勝した2005年全仏。後はず~っと決勝まで勝ち進んでいるわけで、そんな選手、他にいませんよ。絶頂期こそ過ぎたもののまだ数回は優勝回数を積み重ねるでしょう。負けた後も今までとは違って少々さばさばした感じで、やはり全仏優勝が彼の心持ちを変えたのかなぁと感じました。
     各選手の力の差が縮まり、来年からは優勝予想がさらに難しくなりますね。4強にデルポなどの新鋭が加わり、ロディックなどのベテラン勢も絡んで、男子も混戦状態になりそうです。

  12. slycat on

    タケゾウさん、こんばんは。2週間お疲れさまでした。
    コメントをいただいていたのにお返事できず申し訳ありませんでした。しかもいろいろ教えていただき、本当に有難うございます(これからも頼りにしております)。
    さて。ついにデルポトロ、やっちゃいましたね! 去年のAIG OPENで決勝当日にお腹壊していた少年が、翌年グランドスラムを取ってしまうとは……。何たる成長ぶり。若い人のパワーって清々しいものがありますね。
    対戦したフェデラーも、6連覇こそ実現しませんでしたが非常に立派でした。やはり一時の不調は、単純に病気のせいだったんだな〜とある意味安心しました。
    年の初めに、今年は絶対にマレーが1つグランドスラムのタイトルを取る!と予言してしまったのですが、すっかり外れてしまいました。躍進はしましたから言い訳はできそうですが。
    サフィンが引退を表明し、「世代交代」がそろそろ現実のものになってきそう。デルポトロの優勝が、まさにそれを象徴しているようで、ナルちゃん然りロディック然り、あの世代のプレイヤーを応援してきた身には辛いものがありますが、逆にこういう状況になったとき、誰がもうひと踏ん張りできるのか、その辺を今後の見どころと思いたいと思います。

  13. あれしゃ on

     タケゾウさん、まだシーズンは終了してはいないのですが、全米の終了時には何かしら物悲しさがありますね。
     女子の決勝が終わったときには、多少はまだ時間が動きたくないのかな、という印象がありました。 でも、男子の決勝を見て、時代はもう後戻りできないところまで来ているんだな、と思いました。 男子の方がSFに残った顔ぶれは順当でしたけれども・・・。それでも、遂に2強時代は本当に終わったんだなと。 特にふぇでらさんは、あの全豪の衝撃の涙からよくここまでカムバックできたねぇ、テニスの神様の最大のプレゼントかいという感じでしたし。 フィジカルが万全なナダル君でも、今回優勝したデルポやチリッチなど2m近い大男に、高い打点から叩き込まれると、相当苦労するのではないでしょうか。 マラソンなら、2人だった先頭集団が3人になり、4人になり、5人に増え、時に後方の集団を吸収したり、引き離したりしながら、しばらくは牽制しつつゴールを目指していくのでは、という感想を持ちました(デルポが大化けして一気にまくる、という可能性も無きにしも非ずですが・・・)。 群雄割拠の方が観ている分には楽しいのでしょうが、淋しくもありますね。 デルポの横で小さく見える(笑)ふぇでらさんを観ながら、ちょっと感傷的になってしまいました。
     あと大きなところでは、D杯と最終戦ですね。 可能性のある選手もそうでない人も(笑)、残りの椅子をかけて頑張ってほしいです。
    タケゾウさん、本当にお疲れ様でした。

  14. りら on

    タケゾウさんこんばんは。終わりましたね~。今回もまたお忙しいところ2週間楽しませていただき本当にありがとうございました!お疲れ様でした。
    あ~デルポついにやりましたね!感無量。どんなにデルポ優勢になっても結局最後はフェデラーがもってくんだろうな・・と最後の最後まで疑心暗鬼だった私、大土下座です。
    何度も大事な局面で決定的とも思えるミス(極めつけは第3セット最後のダフォ2本とか・・)を繰り返し、私なんかそのたびに「あ~やっぱりダメだ!またフェデラーの優勝ね・・」なんてすぐ諦めちゃってましたが(笑)デルポには自身の弱気を反省しそこから再度攻めのテニスに転じる気持ちの強さがありましたね。それが徐々にフェデラーの焦りにつながり、最後は全豪のナダル戦を見てるようでした。つくづくGSのFでフェデラーに勝つにはメンタルのタフさが大事なんだなぁ~と改めて感じたデルポの勝利でした。
    それとやっぱり若さ、でしょうか。でもやっぱりどう見ても20歳には見えないデルポ。胸毛のモジャモジャ加減もフェデラーといい勝負だったし(笑)
    とにかくおめでとう。今日だけはナダルが倒された事も忘れる位応援したから素直に嬉しいです。
    でもこれからデルポが1位になれるかというとどうかな・・結構ケガや体調不良などの、フィジカル面の弱さに悩まされるような気もします。
    最後にナダル。生涯GS叶わなかったのはもう残念なんてものじゃないですが、復帰後3大会めのGSでベスト4はそれだけで充分すごいし2位にも無事返り咲いた事で今は満足です。来年こそは!と今から期待してます。
    そして今はゆっくり静養して腹筋と膝を治し、また次の大会でモンフィス戦のような素晴らしいプレーを見せて欲しいです。

  15. シトロ on

    こんにちは、以前一度デルポの事で書き込ませて頂いたものです。お忙しい中、全米レビュー本当にご苦労様でした。
    今回もひっそりデルポ優勝に一票を投じておりましたが、実は願望8割といったところで正直マレーと戦って勝てたらいいなあ、くらいに思っておりました(笑)モントリオール後のインタビューで、今年無理なら来年勝ちたいと語っていたので、これは相当現実的な目標として捉えているなと感じると同時に、それだけ難しい目標だとデルポ陣営は設定しているのかなと。まあそれは当然なのですが。
    しかし若者の成長ぶりには驚かされます(笑)泣き虫は相変わらずですが(試合終了から泣きっぱなしでしたね)本当にメンタルが強くなった!!ただ、本人も繰り返し言っている通りまだまだ上位との差は大きいように感じます。ナダルとフェデラーを撃破したのは確かに偉業ですが二人とも本来の出来ではなかったですし、他の4強に対する勝利はいずれも明らかなアドバンテージ(相手の苦手且つ自分の得意サーフェス:故障など)がありました。対ジョコに至っては勝ち星すら挙げられていません。好調な上位とぶつかった場合に翻弄される隙や好不調の波(特にサーブ)は未だ大きい選手だと思います。けれど勝利と経験を重ねて自信を深めてくれれば小さくしていくことが可能な弱点だとも思うので、今後の更なる成長に期待です。
    横レスですが、南米の選手が長期に渡って活躍する例が少ないのは、地理的な問題もあるのではないでしょうか?やはりツアーの中心は欧米ですし、移動距離だけを考えてもハンデは大きい気が。乗り越える精神力を持っていることを願います。
    今期は最終戦出場、できれば5位以内でという目標を立てていたようですが、この優勝で大きく前進したと思います。これからも時々、こちらで注目して下さるとファンとしては嬉しい限りです(笑)

  16. バラージ on

    >シトロさんへ
    >南米の選手が長期に渡って活躍する例が少ないのは、地理的な問題もあるのではないでしょうか?やはりツアーの中心は欧米ですし、移動距離だけを考えてもハンデは大きい気が。
     かつて「スマッシュ調査団」に書かれていた話の受け売りを書いたのですが、「ラテン系」と書いたように、南米だけではなくフランス・イタリア・スペインなどすべてのラテン系を含めた話題でした。
     ちなみに歴代王者・女王を分類すると、
    ・アメリカン……コナーズ、エバート、マッケンロー、サンプラス、ダベンポート、ビーナス、セリーナ
    ・米国へ帰化……ナブラチロワ、レンドル、セレス(なぜかみんな東欧の選手ですね)
    ・ゲルマン系……ボルグ、エドバーグ、ベッカー、グラフ(スウェーデン&ドイツ)
    ・その他……ヒンギス、ヒューイット、フェデラー(スイスにもドイツ系はいますがヒンギスは東欧系で、フェデラーもドイツ系ではなかったはず)
     となります。
     地理的要因ならばオーストラリアも同じ条件ですが、ヒューイットやオープン化以前ではロッド・レーバーのような王者が存在します。どちらかというとラテン系気質に原因が求められているようでした。ただ、ナダルはやや例外かもしれませんし、デルポトロもその例外たりうる可能性は十分にあるとは思いますが。

  17. シトロ on

    >バラージさんへ
    ああ、そういう意味でしたか!誤読しました、すみません。確かにイメージとしてラテン気質は総じて長期政権を敷くには向いていない印象がありますね(私の個人的な捉え方ですが)。考えてみるとヒューイットやゴンサレスなど、長く活躍する南半球の選手もちゃんといました。
    歴代王者・女王のお話は面白いです。近年になってその他の出身者が増えているのも興味深いところかも。現在活躍する選手を見るに、テニス界も無国境化が進んでいるのでしょうか。デルポが例外に当たることをファンとしては祈りたい気持ちです(笑)
    タケゾウさん、場をお借りしました。ありがとうございました!

  18. ニナ on

    タケゾウさん、おわりましたーー。USオープン。秋の気配が濃くなってきたのもあいまって、本当に何かしんみりとしてしまいます。
    デルポ、ほんと強かった~~。 フェデラーにこてんぱんに負けて、辛い思いもして、でもその甲斐がありました。全豪では前に後ろに振り回されて、走っても届かなくて。でも、その悔しさをバネにたくさん練習したんでしょう、次の試合では前には届かなかったボールにちゃんと届いていた。 あ~一人のすごい選手を成長させてしまいましたねフェデラーさん(笑)
    当然なんですけど、時代の終焉、祭りの終わり、オーラがなくなった、そんな言葉が飛び交うようになりますよね‥(心にひゅるるーと寂しい秋風が吹いております。。。)ええ仕方ないですとも。時代はどんどん流れていきますから。そうじゃないとだめなんですよ。
    だけどまだまだパパは頑張りますよ~。なんてったってまだまだ最終章の始まりなんですから。さあ活きのいい若手よ、どんどんかかってこい!ってな感じで(いやフェデラーさんも実はまだ全然若いんですけどね)行っちゃってもらいたいものです。

  19. れもん on

    タケゾウさんこんばんは。
    2週間本当にお疲れ様でした。お忙しい中、いつも丁寧なお返事ありがとうございます。
    ついに、終わっちゃいました。振り返れば、あっという間でした。
    デルポ、これまでの勝ち上がり方もリードされてても、最終的には、楽に勝ちあがってきてて、まるで決勝戦に合わせたかのようにと思ったのは、私だけ?
    フィジカル的にも十分だったと思います。雨で日程がずれたりしましたが・・・    途中まで、フェデラーがリードしてましたが、デルポが巻き返すのではと、思ってましたが、そのとうりに、なっちゃいました。
    前半の力み過ぎてのミスがなくなってからは、本当に強かった。(多少の浮き沈みはあいましたが、)
    GSの決勝戦で、1-2ダウンから5セットでフェデラーに勝ちを収めたデルポによくやった。GS初優勝おめでとう。といいたいです。どこまで成長するのでしょうか?年末のランキングとこれからをみまもりたいと思います。
    フェデーラは、ミスが多かった。どうしたの?っていうくらいサーブが悪かった。あんなにたくさんののDF今まであったんでしょうか?ないですよね。タイブレのDF,痛すぎるDF,まるで、ベルダスコを見てるようでした。
    どちらを応援していたわけではないけど、フェデラー6連覇できず本当に残念でした。しかし、今年のグランドスラムで、すべて決勝進出って、
    ピークはすぎたかもしれないけれど、すごい人です。来年は又16個目のグランドスラムタイトルを獲得してくれることでしょう。
     

  20. takezoh on

    みるみるさん、こんにちは。お返事遅くなってすいません。
    本当にあんなにダブルフォルトするフェデラーは見ないですよね。雨で日程がずれたせいなのか、SFから急にトーンダウンしてしまって残念でした。ただ、そのなかでも簡単には負けないところがさすがだと思うのですが、ファンの方にとっては、そういう話じゃないですもんね…。残念でした。ただ、フェデラー本人としては、6連覇できなかったことは悔しいでしょうが、生涯GSも達成し、GS最多タイトルホルダーになったこと、そして父親になったことで、決勝で負けたてもスパッと切り替えられそうな気がします。
    フェデラーは金曜日からデ杯入れ替え戦に出るようですが、フィジカル面は問題ないということでしょうか。ジャパンOPは上海マスターズの調整に最適だと思うのと、前回ドタキャンしたときに、埋め合わせする、というようなことを言っていたと思うので、大丈夫なんじゃないかなー、と思うのですが、どうでしょうか(あと、ATP500の出場義務4大会のうち1つはUSOP後でなければいけないですし…って、バーゼルあるけど)。無事、来日してくれることを願います。

  21. takezoh on

    maayanさん、こんにちは。お返事遅くなってすいません。そして、こちらこそ、お付き合いいただきましてありがとうございます。
    ほんと、フェデラーは最後まで目覚めませんでしたね…SFは悪いながらも早い段階で修正できていたと思うのですが、庭であるアーサーアッシュでの決勝で(相手はナダルじゃないけど)それができなかったのは珍しいというか、何というか。一方のデルポは、第3セットをダブルフォルト2本で落として頭を抱える姿に、あー、せっかく勝てそうなのにもったいない、と一瞬思いましたが、その後引きずることなく頑張りましたよね。最後まで自分を信じて戦った、そんなふうに思います。素晴らしい勝利でした。
    フェデラーのモチベーション、確かに保つのは難しいと思いますが、インタビューで父親がテニス選手であることがわかるまで、と言っていましたし、まだまだ塗り替えられる記録がありますし、28歳ということを考えると、あと最低3年は第一線で活躍してくれるんじゃないかと思っています。クライシュテルスがJADAちゃんと一緒の姿は、確かに、自分も、と思ったかもしれませんね。
    男子シングルス決勝はナイトセッションに突入する微妙な時間帯だったので、ナイトセッション用にしたのかなー、と思っていました。ま、でも、サラリーマンフェデでも過去優勝していますから(笑)、本人はあんまり気にしていないんではないでしょうか。

  22. takezoh on

    バラージさん、こんにちは。お返事遅くなってすいません。
    全豪のときはすでにトップ5に迫っていましたが、フェデラーに完敗。それからあっという間にGS初制覇はすごい。全豪でフェデラーと当たって、そこから春のハードコート期、クレー期、さらに夏の北米シリーズと勢いつけてUSOPで決勝進出、フェデラーと対決というのは2007年のジョコとかぶりますが、メンタルの強さ、コントロール力の違いがかなりあるなぁ、と思いました。母国語でも物静かな感じの話し方なんですが、内に秘めるものが強いんでしょうね。今後ますますトップ5の争いが激しくなりそうです。
    ラテン系の選手~の話ですが、まぁ、これまでの王者・女王にラテン系がいないというのは、確かに気質面もあるとは思いますが、これだけテニスが世界的なスポーツになっている今、若い選手は国を超えた何かを得るのも多くなっていくんじゃないかと思うので、過去の例にそのままあてはめられない部分も出てくるんじゃないかなー、と思います。
    あと、豪州でロッド・レーバーなどの王者が出ているというのは、サーフェス面も大きく関係していると思います。現在はハードコートが主流になっていますから、いまだに国内の大会でクレーが多く、実際、クレーに強い南米やスペイン、イタリアなんかの選手のなかから(あらゆるサーフェスで強くなければトップに上がれくなってきているいま)絶対的な王者が出にくいという側面はないでしょうか。デルポの場合はクレーよりもハードコートを得意にしているわけですが、アルゼンチン選手はナルバンディアン以外はハードや芝よりもクレー、ですよね。それぞれの国内のサーフェスの割合を詳しく知っているわけではありませんので、トンチンカンな分析かもしれませんが、各国のテニス環境も影響しているように思います。トップを目指すいまの若い選手は世界各国でいろんなサーフェスを経験しているでしょうし、昔に比べたら精神面でも外国で鍛えられることも増えていくんじゃないでしょうか。
    とはいえ、デルポが今後どうなるかはわかりませんが。
    ちなみに、個人的にはサフィン的なポジションにいるのは(1位になってはいないけど)ジョコビッチのような気がします。ヒューイット的といえば、芝も高速ハードも得意でプレースタイルも似ているマレーになるんじゃないかと思っていたのですが、まだわかりませんね。デルポはどうなるでしょうか(デルポもジョコと同じく、芝がいちばん苦手なんですよね…)。のちほど1990年からのGSについてデータをアップしようと思っているのでまた参考にしていただければと思うのですが、ジョコ、マレーが不遇の挟間世代以上に実のところデルポのほうが挟間世代なんですよね(錦織選手も思いっきり谷間世代…)。ただ、フェデラーひとり勝ち、クレーと芝合わせてフェデラーとナダルのふたり勝ちが長く続いた、ある意味、特殊な時代との世代交代になるので、すごく変則的なものが出てくるのかもしれません(だいたいナダルのポジションも変則的でしたから)。10年ターム論でいけば、次の王者はディミトロフなんかの1991年組なんですが…。まぁ、まだまだフェデラー世代も頑張ってくれるでしょうし、ベテラン、若手としのぎをけずって覇権争いをして、高いレベルのプレーを見せてくれればいいな、と思います。

  23. takezoh on

    slycatさん、こんにちは。お返事遅くなってすいません。
    昨年もUSOPシリーズで快進撃、ツアー最終戦入りを果たす活躍を見せましたが、今季はそんなことがかすんで見えてしまうくらいの大活躍。一見、気の弱そうな少年なんですが、この1年でメンタルも強くなって、からだ以上にデカい選手になりましたよね。若いってすごい…(笑)。私も今季はマレーがひとつはGSタイトルを取ると思っていた派でした。来年、マレーは取れるのかなぁ…。取ってほしいのですが。とにかくジョコもマレーも、そしてほかの選手も負けずに頑張ってほしいです。
    サフィンは早すぎる引退だと思うのですが、まぁ、ニューボールズでも少しお兄さんでしたし、来年30歳、何年も前から30歳をひとくぎり、みたいな発言を繰り返していたので、仕方ないですね。一度は来日してほしかったんですが。ナルバンディアンは復帰準備をしているようですが、得意のインドアシーズンに間に合うでしょうか。アガシは35歳でもGS取りましたし、まだまだ彼らの世代にも頑張ってもらいたいですよね(世代交代が近づいているのを見るにつけ、自分も年取ったなぁ、と思います)。

  24. takezoh on

    あれしゃさん、こんにちは。お返事遅くなってすいません。
    今年もとうとうすべてのGSが終わってしまいました。決勝戦を見るのはいつも楽しみなんですが、やっぱりたくさん選手がいて、試合がいっぱいあって(全部見られませんが)、激しい戦いが繰り広げられる3、4回戦あたりまでが楽しさ最高潮(睡眠不足がその高揚感をさらに増長させる…笑)。だんだん終りに近づくと、わくわく感とともに寂しさも出てきてしまいます。
    女子の場合は本来ピークに達してツアーに君臨するべきエナンやクライシュテルスがふたりともいなくなってしまったこと、そして戻ってきたクライシュテルスはまだテニス年齢としてはピークの真っただ中に近いというのがあるので、時間が動いていないように感じるのもしれませんね。ヒンギス、クライシュテルス、エナンが去って、若い選手が一気に台頭してきたとはいえ、真の女王が出ていませんでしたし、ウィリアムズ姉妹がGSをかっさらっていたことを見ても、本当の世代交代にはまだ時間がかかるのかもしれません。
    一方、男子はフェデラーとナダルがGSを独占している時代が長かったので、フェデラーが決勝でナダル以外で負ける、しかも新しい世代の選手に、というのが、どうしても時代の変わり目を印象強くさせていますよね。でも、フェデラーや、その前のサンプラスのように、ATPに君臨して一時代を築く、というところまではまだまだ時間があるような気がします。なので、しばらくは、おっしゃる通り、5人くらいで先頭集団を形成してゴールを目指していくことになるんでしょうか(で、後からひたひたとまだ知らぬ若い選手がごぼう抜きするとか…)。ナダルが身長の高い選手に苦労するのはこれまでも傾向としてあったので、来年以降は今年以上にランキングの入れ替わりが出てくるかもしれませんね(ただし、ナダルが来季もクレーでひとり勝ち状態であれば、あまり変化はないような気がしますが)。
    あれしゃさんも2週間、お疲れさまでした。しばらくはのんびりモードで体をいたわってください(笑)。

  25. takezoh on

    りらさん、こんにちは。お返事遅くなってすいません。
    りらさんも(ナダルは途中で負けてしまいましたが)観戦お疲れさまです&今回もお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
    デルポは本当に強くなりましたねぇ。チリッチ戦を見て、こりゃ優勝を本気で狙いに行っているな、という気はしていたんですが、よくぞ3セットで崩れず押し切りました。20歳でああいうメンタルの強さとテニスができれば、今後にも期待が持てそうです。あとはフィジカルのメンテナンスをしっかりすれば、3位、2位も近いんじゃないでしょうか(あっ、りらさんにしてみれば、2位まで来られると嫌かもしれませんが)。来季は個人的にはクレーでのデルポとナダルの対戦を楽しみにしています。ジョコビッチと双璧をなす、打倒ナダルの筆頭になりそうなので。って、すいません、ナダルファンに向かってこんなこと書いて(汗)。
    ナダルの腹筋、上海マスターズ1000までによくなるでしょうか(その前に北京に出るんでしたっけ?)。ツアー最終戦まですっとばしてもいいんじゃないかと思うんですが。

  26. takezoh on

    シトロさん、こんにちは。お返事遅くなってすいません。
    まずはデルポ優勝、おめでとうございます! ずっと応援されていたので、シトロさんの喜びもひとしおなんではないでしょうか。
    USOP前は、背中(脇腹?)あたりを痛めていたのとどっぷり疲れていて、シンシナティを欠場して備えていたとはいえ、果たしてどこまでもつだろうかと素人的には勝手に疑問視していたのと、マレーがSFまで来るだろうと思っていたので、そこで体力を削られると…と考えていたのですが、チリッチとの試合を見て、これはタイトル取りに来ているなというのがひしひしと伝わってきました。第2セットのタイブレイクを制し、第3セットでもデルポに分があったので、おおおお、本当に来るのか? と思っていたら、第3セットのあれ(苦笑)。しかし、よくあそこから切り替えて戦ったと思います。ほんとうにたくましくなりましたよね。この優勝はさらに自信になって、マレー、ジョコを脅かす存在になりそうです(対ジョコに関しては、最近の対戦がないので、あまり参考にならないと思います。ジョコビッチはむらがあるのと、ポイント差がさらに縮まったことで、もし残りシーズンに対戦があれば、ジョコから初白星挙げられるんじゃないでしょうか)。技術的なところの向上はもちろんですが、あとはフィジカル面でしょうか。今後もデ杯にもある程度召集されるでしょうし(ナルバンディアンがまだ復帰できないうちは特に)。来季以降は今季の成績を保つorさらにアップさせるというプレッシャーがかかるでしょうが、これだけメンタル的に強くなれば、いろんな試練も乗り越えられると思うので、頑張ってくれるといいなと思います。
    しかし、デルポは母国語でも眠そうな話し方ですよね(笑)。
    アメリカTVにも出たようですが、ちゃんと話できたんだろうか(笑)。
    あとで動画探してチェックしたいと思います。

  27. takezoh on

    ニナさん、こんにちは。お返事遅くなってすいません。
    とうとう終わりましたねぇ。今年は男子も女子もGSではいろいろドラマが多かったなぁ…。
    フェデラーは残念でした。調子が悪いなかでもまだまだ若いものには負けない気持ち、勝つ気まんまんで戦っていたとは思いますが(ジャッジにいらいらしていましたし)、この日は最後まで修正できずに終わってしまいました。とはいえ、まだフェデラー時代が終わるのは先の話だと思います。スランプだった昨年でさえも全豪以外では決勝進出でGS2勝(というか、全豪もSFまで行ってますからね…)、今季はすべての決勝に進んで、またまた2勝。そんなことができる選手はほかにいないですし、まだ28歳ですからねぇ。もちろん、若手台頭とともにフェデラーの全盛期は過ぎたとは思いますし、負ける試合も増えてくるとは思いますが、そもそも負けなさすぎましたから、これくらいが王者でも普通なんじゃないか、と。まだGSタイトル数は増やすと思うのですが、クライシュテルスのようにいつか双子ちゃんを抱いて写真撮影するフェデラーさんを見たいですよね。

  28. takezoh on

    れもんさん、こんにちは。お返事遅くなってすいません。
    れもんさんも2週間お疲れさまでした&お付き合いいただきありがとうございます。
    >デルポ、これまでの勝ち上がり方もリードされてても、最終的には、楽に勝ちあがってきてて、まるで決勝戦に合わせたかのようにと思ったのは、私だけ?
    デルポの試合を見られたのはチリッチ戦以降ですが、それは私も思いました。省エネというのとはまた違いますが、2週間7試合のためのペース配分というか、余計なフルパワーショットを避けて体力を温存しているように見えました。とにかくフェデラー相手にGS決勝で勝ったというのもそうですが、逆転して勝った、フルセットを今度は取ったというのは、今後のデルポにとって大きいでしょうね。素晴らしかったと思います。
    フェデラーは雨で日程がずれたせいなのか、SFで急に調子を落としたように思います。ただ、まさか決勝でダブルフォルトを連発するほどになるとは思っていなかったのですが。WB決勝ではエースの鬼になっていましたが、それ以外は今季、比較的サーブの出来が悪いように思います。2ndサービスのクオリティが高いフェデラーですが、デルポがうまく返球していたことがプレッシャーになったという要素はあるにしても、変な感じでした。6連覇は達成できませんでしたが、USOPで5連覇自体が信じられない記録(しかも同年WBと連勝の記録もあるし)ですよね。さすがにこれから6連覇に挑戦というわけにはいかないでしょうが、USOP最多タイトル数という記録も残っているので、来季以降に期待したいと思います。

  29. バラージ on

     ラテン系の選手の話は、フェレーロ(2003年全仏優勝)やナルバンディアン(2005年最終戦優勝)などの例を挙げて、1度栄光をつかむと強い達成感を感じてしまい満足してしまう傾向が強い、と指摘されてました(怪我などもあるかもしれませんが、それが主原因ではないようです)。また、母国で英雄として持ち上げられすぎて、天狗になってしまうこともあるそうです。フランスの若手が伸び悩むのも、母国での期待が沸騰しすぎたり、それが原因で天狗になったりすることが原因になることが多いとのことですから、やはり気質的なところは結構関係あるんではないかと。
     ただ、ナダルのような選手もいますし、すべての選手がそうだというわけではないですね。実は僕もデルポトロは次の王者候補の一人だと思っているので、例外たりえてほしいと思うのですが。
     オーストラリアについては、確かにサーフェスの影響もあるかもしれませんね。レーバーやコート夫人の時代はまだ全豪も全米も芝でしたし。もっとも彼らはクレーの全仏でも優勝してるんですが(というか2人とも年間GSを達成してる)、ラテン系諸国にはクレーコーターが多いのも確かですね。

  30. takezoh on

    バラージさん、こんにちは。
    民族的な気質や国民性、ナショナリティという側面で王者やGSタイトルについてアプローチするのは面白いし興味深いことであるとは思うのですが、いちど栄光を掴むと強い達成感を感じて満足してしまう、母国で英雄として持ち上げられて天狗になってしまうことをラテン系気質に直結させるのはいささか乱暴だと私は感じます。
    母国で英雄として持ち上げられるというのは、その国におけるテニスの歴史や位置づけ、スポーツの歴史、ジャーナリズムのあり方、ひいてはその国そのものの歴史や経済的背景などが複雑に絡み合って起こり得る話で、そういった国家的背景がいちどの栄光で満足するかどうかという個々の気質につながっていくんではないでしょうか。例えば、フェルナンド・ゴンサレスはアテネ五輪のダブルスで金メダルを取り国民的英雄となりましたが、国民的英雄になったのはラテン系であるからではなく、チリという国のスポーツ文化や歴史によるところが大きいからですよね(チリ史上初の金メダルだったから)。また、フランスの場合はテニス発祥の地(といわれている)の誇りのようなものや、長い歴史を持つRG開催国であることが、その国を代表する選手たちに違うプレッシャーをもたらしていることのほうが大きいと思います(WBがあるマレーもこの立場に近いですよね)。
    また、フランスをラテン系とひと括りにしてしまうのも抵抗を感じます(フランスだけではありませんが。例えば、厳密にいえば、マジョルカ島出身のナダルはラテン系とはいえないかもしれませんし、ツォンガもお父さんがコンゴの人で、お母さんはフランス人とはいえラテン系のフランス人かどうかわかりません。というか、海外の選手が何系かというのはほとんどわからない)。日本でよく使われる「ラテン系」とか「ゲルマン系」などのいわんとすることはわからなくはないのですが、あまりにも安易にイメージ優先でカテゴライズしすぎ、あるいは簡単に「ラテン系」などの言葉を使いすぎではないかと思います。その国の国民性、ナショナリティというような括りで語るならまだわかるのですが(そういう観点では、ラテン語(ロマンス語)圏では、男子ならスペインやアルゼンチン、女子ならイタリアがデ杯・フェド杯で強い=力を発揮する…というようなことが関係してくるのかもしれません。選手層の問題はありますが)。
    と、重箱の隅をつっつくような話をしてしまって申し訳ありません。

  31. バラージ on

     タケゾウさんの仰ることもわからないではありませんが、僕はスマッシュ調査団の分析を読んで「なるほどなぁ~」とわりと納得する部分が多かったんです。
     スマッシュ調査団では「その国におけるテニスの歴史や位置づけ、スポーツの歴史、ジャーナリズムのあり方、ひいてはその国そのものの歴史や経済的背景」なども含めたいわゆる“国民性”ももちろん問題としてましたが、その各国の上にいわゆる「ラテン系諸国」というくくりが存在するわけで、そもそも、「ラテン系の強豪選手はたくさんいるにもかかわらず、歴代王者&女王にはラテン系がほとんどいない」という現実から逆算的に導き出された分析である以上、やはり否定しきれない部分があるように感じます(サーフェスや地理的要因を主原因とするのは今ひとつ納得がいきません)。もちろん未来が過去と同じように展開するとは限りませんが。
     ただ、バックナンバーを持ってるわけじゃなく記憶を基に書いたので、スマッシュ調査団とはちょっと要旨が違っちゃってるかもしれませんので、そこはご容赦を。確か僕の記憶では、最後は「アメリカ的合理主義」と「ゲルマン的勝利への執念」を兼ね備えた「アガシとグラフの子供はおっかない選手になりそうだ」というオチでした(笑)。

  32. takezoh on

    バラージさん、こんにちは。せっかく書いたコメントが吹っ飛んで、またいちから書きなおすのかと思うと気持ちが萎えますが…
    えーっとですね、書きたかったことは、要するに、アメリカ、帰化、ゲルマン系、その他というすみ分けをしていること自体が、もうすでに国家的背景に培われたアイデンティティーと民族的気質がごっちゃになっているわけで、にも関わらずラテン系諸国だけが十把一絡げにラテン系気質であるからという理由でカテゴライズされるのが腑に落ちない、ということでした。
    スイスやオーストラリアは多民族国家で、そういう意味ではアメリカも同じですよね(帰化組含む)。そこから誕生した王者や女王は単に民族的気質だけでなく、国家的背景に培われたアイデンティティーが関係するはずです。また、アメリカやオーストラリアが早くから強豪国だった背景がありますが(GSがあるという点でも)、南米(特にアルゼンチン)やスペインの選手層が厚くなったのはアメリカなどに比べてずいぶん後ですよね。また、ギジェルモ・ビラスはGS4勝をあげていますが、では、彼が王者になれなかったのはラテン系気質があったからと簡単にいえるでしょうか。スマッシュ探偵団はおそらく、ラテン系諸国から王者・女王が出ていないことの共通項としてラテン気質を強調しているんだと思いますが、ラテン系気質=いちどの栄光で満足する、とするのではなく、いちどの栄光で満足することとラテン系気質に関係があるのでは、くらいの話になるんじゃないでしょうか。ことさらラテン系諸国の民族的気質だけを理由に王者・女王が出ないことを強調するのは安易に思います。民族的気質というのはスポーツをやるうえで多かれ少なかれ影響するものだと私も思いますが、国家的背景や国民性をさしおいて民族的気質だけで語るのはどうなんでしょうか。アルゼンチンやスペインが強豪国になったのはここ何十年で前例が少なすぎて(フランスはちょっと別)、ラテン系諸国だけをラテン系気質でくくってしまうのに違和感を覚えるんですよね。

  33. バラージ on

     米国、米国に帰化、ゲルマン……などの分類はスマッシュ調査団がしていたわけではなく、その論旨を元に僕が勝手にしたものです。読み返すと、スマッシュ調査団がそこまで細かく分類してたみたいに読めますね。すいません。そもそもスマッシュ調査団での記事のテーマは民族的気質ではなく、別のところにあったと記憶してますが、何だったかは忘れてしまいました。ただラテン系気質の話は主テーマとして取り上げられたことはないものの、時々言及されることがあったので、記憶に残ってました。ただしもっと大まかな漠然とした捕らえ方であって、「国家的背景や国民性をさしおいて民族的気質だけで語」っているわけではありません(そう感じさせるのなら僕の筆力の問題ということです。なのでタケゾウさんの話は僕の言いたいこと、もしくはスマッシュ調査団の書いたことと論点がずれてしまっているように思います。すいません)。というか上で述べた“ラテン系”とは、民族的気質だけではなく国家的背景や国民性も含めた表現と捕らえてください。

  34. takezoh on

    バラージさん、こんばんは。
    私自身、スマッシュ探偵団のその記事を読んでいませんし、バラージさんも記憶をたどって書かれているというのは承知でしたから、かくも熱く書くつもりはなかったんですが、「国民性などの問題はあるがやはりラテン系気質に原因があるのでは」というような話だと受け取っていたので、そこに主原因を求めるのはどうなのかと思って長々と書いてしまいました(そもそもATPなど特に南米などの選手に対する対応が「?」と思うことが多かったので、メディアまでそういう風潮なのかとちょっとゲンナリしてしまったところがありました)。こちらこそ申し訳ないです。また時間があるときにどういう記事だったのか探してみようと思います。

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